子宮筋腫治療ノ記録

人生初の手術となった子宮筋腫治療の記録。これから治療を受ける、どこかの誰かの参考になることを願って。

ホルモン剤治療の副作用について

突然やってきた強烈な副作用

服用開始から約1か月後にやってきた悪夢

レルミナ錠を服用して約1か月ちょっと。見事に生理が止まった。下腹部の圧迫感もかなりましになった。途中で不正出血が何度かあったのと、殺人的な暑さに紛れて襲ってくるホットフラッシュ、排水溝にごっそりたまる抜け毛、妙な肌の乾燥感以外は、何とか耐えられそうなレベルだと思っていた。しかし、この間に引っ越しがあり、新居に移ってから突然、まったく眠れなくなった。初めは越したばかりで落ち着かないせいだろうと思っていたけれど、日に日に悪化してくる不眠症。布団に入って明け方まで眠れないのが日常になってきた。眠剤も全然効かない。眠れないおかげで更に日中の体の火照りが強まり、頻度が上がってきたホットフラッシュにも耐え難くなってきて、これはどうにかせねば!と、漢方薬局に駆け込んだ。1日500円、その場で先生が調合してくれた粉薬。内訳は特に書いていなかったけど「筋腫の症状を抑えます」と強調するので、信じて飲んでみることにした。

 

ホルモン治療はもうやめた!

さて、高くついた漢方薬の効果もイマイチわからず、何を試しても眠れないという地獄のような日々が続いた。子宮筋腫では死なないけど、ホルモン剤の副作用で弱って倒れるかも…くらいに思いつめ、この強烈な副作用に耐えられないと判断した私は、病院に電話をして「服用をやめたいのですが…」と話した。小さな病院なので、受付の方が先生に連携をとってくださり、あっさりと「服用をやめてもよい」ことになり、次回診察の予約をした。確かに下腹の圧迫感は少しましになったし、生理も止まって貧血も改善されたし、確実に数ミリは小さくなっていたのは確実だと思う。でも、ホルモン剤を飲み続けるメリットとデメリットを天秤にかけた時、私にはデメリットのほうが明らかに大きかった。これから子宮筋腫の治療を考えている方は、この辺り(メリットとデメリット)をしっかり考えた上で取り組んでいってほしいと、心から願う。

 

しばらく順調に見えたホルモン治療だったが、強烈な副作用に耐えられず、薬で小さくすることは諦め、可能な限り早く手術をする決意がようやく固まった。大きさが大きさなだけに、大変な手術になるかもしれない。いよいよ次回の診察で手術日程の調整。それにしても、死なない病気(?)とはいえ、手術をするかどうかって、そう簡単には決められないものなんだな…としみじみと感じた。