子宮筋腫治療ノ記録

人生初の手術となった子宮筋腫治療の記録。これから治療を受ける、どこかの誰かの参考になることを願って。

希望と現実の狭間(UAEという選択肢)

UAE適応可否の相談へ

都内のクリニックへ

今まで大きな病気をしたことがなく、自分の健康をやや過信していた自分。やっぱり手術が怖くなってしまい、調べていたところ「UAE」という選択肢を見つけた。すぐに予約してクリニックへ。ところが「この大きさ(10センチ強)では無理」と言われてしまった。対応できるのはせいぜい8㎝くらいまでと。しかも、筋腫が粘膜に近いと排出時の感染リスクが高いため、この状況でUAE治療は不可とのこと。「みんなどうしてこんなに大きくなるまで放置するんだろうね。あなたみたいな人がたくさん来るんだよ。もう少し早ければ出来た可能性もあるのに」と言われて、まぁそうだよな…と納得してしまった。「異常事態」に少しづつ「正常」バイアスがかかってしまうことの恐怖…。

 

腹をくくって手術を決める

一縷の望みになりかけたUAEという選択肢も塞がれた。漢方薬でどうこうできるサイズでもないのだし、筋腫の弊害は重くなってくるばかり。もう腹をくくって手術をしようと決めたのも、おそらくこの時期だったと思う。全摘か核摘出かは次に行った病院で相談して決めればいいし、とにかくもう手術前提で治療を始めようと決意し、真剣に病院探し。「子宮筋腫 腹腔鏡手術 都内」で検索すると、家からも遠すぎず、実績もあり評判も良さそうな病院が出てきた。さっそく電話をして、初診予約をする。電話対応も良く「もうここに決めよう…」と思った。春頃から続いていた迷走にそろそろ疲れてきていたのも本音。もうこの頃には夏の気配がやってきていた。 

 

UAEを断られ、とうとう手術前提に治療に取り組む決意をする。自分の意志で選んだ病院で初診予約をしたときに感じた安堵感が記憶に残っている。しかしこの後、レルミナというホルモン剤による地獄の日々が待っていたことを、この時の私は知る由もなかった…。